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2004年1月2日 日本教育新聞掲載 記事

プレスリリース詳細

2004年1月2日 日本教育新聞掲載 記事

「王道」こそが歩む道

-国内<日本製>で「一針一心」真心込め-

-昭和61年に河合社長は、「美意識と品位に包まれた、豊かな青春時代を送って欲しい」という願いを込め、「制服革命」を提唱。その二年後にはこの精神を具現化する”制服のプレタポルテ(高級既製服)”=「ハナエ・モリ・スクールジェンヌ」を発表し、一大センセーションを巻き起こしました。その根底に脈々と流れる”哲学”とはいったい何なのでしょうか?

河合 ひと言でいいますと「生徒が主役」です。人生で一番多感な世代である、中学生と高校生。彼らの何を育んでいくことが一番求められているのか・・・。ズバリ「心」。心の豊かさを育てていくことこそが、私たち大人に与えられた責務なのです。もともと制服=スクールユニフォームには、暑さ寒さから身を守るための「防護性」、行動。活動しやすい「機能性」、ファッショナブル・美しさなどの「審美性」、社会的な地位や役割を示す「象徴性」-といった要素が求められてきました。しかし、果たしてそれらだけでよいのか?もっと重要な観点があるのではないか・・・。制服=スクールユニフォームづくに携わってから一貫して、いつもこの想いに捕らわれ続けてきました。結果的に至ったのが「生徒が主役」であり、一人ひとりの生徒=人間の存在を左右する「心」の育成ではないか-という思いだったのです。

-現在はその一念を貫いて、制服=スクールユニフォームを提供し続けているというわけですね。

河合 ええ。この思いを具現化できるデザイナーとして、わが国のトップデザイナーである森英恵さんに白羽の矢を当て、交渉の末に精神をご理解いただき、無事提携することができました。この時に私が一番注意したのが”希少価値”の徹底重視。確かにこれは話題を呼び、ニーズは非常に高かった-。しかし利益が上がるからといって、際限なく販売していたらせっかく導入した学校や生徒はどう思うでしょう?近隣を含めあちこちに森英恵さんのデザインが氾濫している・・・。学校はもちろんのこと、着用している生徒一人ひとりの胸の内は、実に複雑なものになるでしょうね。ですから、私は一都道府県で3校、全国150校という枠を設け、展開していきました。

-つまり、販売面においても「生徒が主役」という考えを盛り込んだわけですね。

河合 その後1992年(平成4年)には、”聡明な紺”をキャッチフレーズとする素材を開発。英国調のブリティッシュスタイルを基調とした、「スクールプレタ」を発表しました。制服=スクールユニフォームが最も際立つ『紺』を徹底的に追求。聡明さと気品を前面に打ち出したもので、対象を進学校としました。

そして、2002年(平成12年)には、洋服の本場=イタリアのトスカーナ地方を視察。これを機会に発表したのが「ヴェルマティーノ」というブランドでした。これまで、日本では、洋服を総合的にコーディネイトする存在は、デザイナーと見られていたのですが、実はパタンナーだった。つまり、「デザイナーのイメージを実現できる人」ということで、非常に尊敬を集めた存在なのです。現地の「カルロセコリ」というパタンナーの学校には、「明日の洋服界を担うんだ」-と燃える生徒たちが日々熱心に学んでいます。

-その考えを新ブランドに採用したわけですね。

河合 「ヴェルマティーノ」の意味は、「美しい朝」。日本国内でデザインした制服=スクールユニフォームをイタリアに送り、それを型紙作製から縫製までを一貫して担うモデリストがパターン化及び縫製製仕様の設計を行う-。これは徹底的に着心地を追求したブランドといえます。

-こうしたブランドすべてに「生徒が主役」という哲学が込められている・・・。確かに学校現場を取材すると、「明石被服興業は学校や生徒のニーズを的確に汲み取ってくれる」-という声がよく聞かれます。

河合 例えばその他に男子の「カレッジエース」、女子の「ハーズハート」というオリジナルブランドがあります。これらは学校と直接話し合って、一校一校の教育理念や教育目標を、丹念に織り込んでいく制服=スクールユニフォームですが、私どもは是々否々の立場で徹底的に学校と協議。真に学校を体現する「生徒が主役」の制服=スクールユニフォームを提供してきました。こうした基本姿勢は徹底して堅持します。そして今後も学校の生徒たちの「夢」を「現(うつつ)に変え、「生徒が主役」となる制服=スクールユニフォームを提供していきたいと考えています。

それと輸入製品が氾濫している中、「日本固有の文化」である制服=スクールユニフォームだからこそ、国内生産<日本製>にこだわりたい-。学校の要望を具現化するためには、日本国内で一貫したものづくり(「企画」・「裁断~縫製~仕上」=<製造>)という厳密な対応が求められますから。当社は2000年に基幹工場=宇部工場をリニューアル。「一針一心」・・・高品質で着心地の良い制服=スクールユニフォームを手がけています。

-確かにそれこそが学校とメーカー相互の信頼感を醸成し「生徒が主役」を実現する”王道”であることは論を待ちません。本日はどうもありがとうございました。

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